当ミートアップでは、Dockerを使った便利な開発環境の構築について、アメリカを拠点とする国際的テック企業「Evil Martians(読み:イービル・マーシャンズ、日本語訳:邪悪な火星人たち)」のバックエンド開発者アンドレイ・ノヴィコフ氏を出雲に招き、彼自身が開発する中で気づいたDockerの活用方法や、AnyCableでRuby on Railsの新しい機能であるHotwireとTurboをスケールする方法を紹介します。彼らはRuby on Railsの真のプロフェッショナルです。ぜひ、交流してみてください。
登録はこちら:https://izumonomadrubymeetup.peatix.com/
Evil Martiansはスタートアップ支援に特化した会社で、100以上のオープンソースプロジェクトを作成し、自らスポンサーとなり拡大させてきた。 その中には、JSプラグインを使ってCSSスタイルの更新を可能にするツールPostCSS(毎週7000万ダウンロード)や、コントローラからフロント エンドページへの初期データの転送を簡素化するRuby on Railsの「Gon」と呼ばれるGem(合計3600万ダウンロード)などの人気ツールがあります。
講演者のアンドレイ・ノヴィコフ氏は、Evil Martiansの一員として仕事をする側、gemの開発や最適な開発環境の研究などを趣味として取り組んできました。 やがて、その趣味が高じてDockerの最適な環境の構築に辿り着きました。
(また、彼は「after_commit_everywhere」というRuby on Rails用の人気gemも開発しています。 このgemは、アプリケーションの任意の場所でActiveRecordのトランザクションコールバックを使うことを可能にします。 また、彼は大阪在住で日本語が堪能ですので、日本人のエンジニアの皆さんも奮ってご参加ください。 )
アンドレイ氏のプレゼンテーション後、Evil Martiansが開発したAnyCableでRuby on Railsの新しい機能であるHotwireとTurboをスケールする方法について、会場の参加者の皆さんとディスカッションを行います。 AnyCableサーバは、Ruby on RailsのデフォルトのAction Cableの機能を置き換えるために開発されたオープンソースのソリューションです。 AnyCableを使うことにより、さらに優れたパフォーマンスとスケーラビリティをもたらし、HotwireはWebSocket経由でページを部分的に更新する際に、スムーズなストリーミングを可能にします。
ディスカッションの後には、アンドレイと自由に歓談できるネットワーキングの時間も設けています。 リラックスした雰囲気の中で、知識・アイデア・疑問を共有しましょう。 ぜひご参加ください!!
12:00 - 12:10 オープニング、スピーカーの紹介
12:10 - 12:30 講演「Ruby on Whales: Dockerを使った便利な開発環境の構築」
12:30 - 12:50 講演内容に関 する質疑応答 or ディスカッション「AnyCableサーバについて」
12:50 - 13:30 ネットワーキング
RubyとRailsを10年以上、Dockerを7年以上、開発環境と本番環境の両方で使用している経験豊富なバックエンド開発者。 Ruby、Go、TypeScriptでコードを書き、PostgreSQLとRedisのほぼすべての機能を使ったことがある。 Evil Martiansでは「eBaymag」や「Stackblitz」といったプロジェクトの開発に参加。 また、Rubyアプリの監視を簡素化するRubyのgem 「Yabeda」や、アプリケーションの任意の場所でActiveRecordのトランザクションコールバックを使うことを可能にする人気gem「after_commit_everywhere」の作者兼メンテナでもある。 アンドレイは、ソフトウェアを高速で信頼性が高く、使いやすいものにすることを楽しんでいます。 彼は、コミュニティ主導のオープンソース開発を推進するというEvil Martiansのミッションにおいて重要な役割を果たしています。
使いやすく、素早くセットアップでき、エンジニアの生産性を向上させる開発環境を構築することは簡単な作業ではありません。さらに、Dockerはこの作業に役立つどころか、むしろ邪魔になるという論評もあります。
しかし、適切な構成、ツール、規約を活用することで、Dockerは実際に生産性を向上させ、高速なセットアップが可能な環境やコンピュータ固有の変なバグが発生しにくい環境を作り出すことができます。
RubyとRailsのアプリケーション開発環境を簡単にセットアップするための、Dockerのコンフィギュレーションを作成する方法を探り、その利点を理解しよう!
▼こちらの記事を元にスピーチをします。「Ruby on Whales: Evil Martians流 Docker + Ruby / Rails 開発環境構築」
※記事内に日本語訳へのリンクがあります。
Evil Martians(日本語:邪悪な火星人たち)は、米国を拠点にスタートアップ支援に注力する国際的なIT企業。先進的な技術とRubyを使用したプロダクト開発を得意とする。2006年にロシア人エンジニアによって設立され、現在も東欧をはじめ世界中からRubyエンジニアを採用している。オープンソースソフトウェア開発に多大なる貢献をしたことで有名で、特に、PostCSS、Autoprefixer、Ruby on RailsのGonというgemを開発するなど、広く使われている製品を生み出し、日本を含む技術コミュニティに大きな影響を与えています。
SAMI Japanは、創業以来日本と東欧・CIS諸国間で多数のITスタートアップを支援。主要事業であるWEBサービス開発、ソフトウェアの受託開発、新規事業開発に関わるコンサルティング事業に加え、近年、東欧の高度IT人材を活用して、海外向けデジタルプロダクトの開発支援を新たに推進します。私たちは常に、才能ある人々が私たちの街、出雲でつながり、ネットワークを築き、豊かな経験を分かち合う機会を求めています。
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